OpenOffice.org 3.4.1 README

最新の README ファイルは、 http://www.openoffice.org/welcome/readme.html を参照してください。

このファイルには、このプログラムに関する重要な情報が記載されています。使用を開始する前に注意深くお読みください。

本製品の開発を行っている OpenOffice.org コミュニティーは、あなたがコミュニティーのメンバーとして参加することを歓迎します。この製品を初めて使用する方は、ユーザーのための有益な情報が掲載されている次の OpenOffice.org のサイトをご覧ください。 http://www.openoffice.org/about_us/introduction.html

また、OpenOffice.org プロジェクトへの参加に関する以下のセクションもお読みください。

OpenOffice.org は本当にだれでも無料で使用できるのですか?

OpenOffice.org は、だれでも無料で使用できます。入手した OpenOffice.org をインストールできるコンピュータの数に制限はありません。また、商用、政府、行政、教育など、目的を問わず自由に利用できます。詳細については、OpenOffice.org 付属のライセンス条項または http://www.openoffice.org/license.html を参照してください。

だれでも無料で OpenOffice.org を使用できるのはなぜですか。

今日この OpenOffice.org を無料で使用できるのは、多数のユーザーの貢献とスポンサー企業のおかげです。設計、開発、テスト、翻訳、ドキュメント作成、サポート、マーケティング、ヘルプなどへの人々の尽力によって、世界を代表するオープンソースオフィスソフトウェアである現在の OpenOffice.org が作られました。

これらの人々の努力に感謝し、OpenOffice.org の今後の発展を希望するのであれば、ぜひこのプロジェクトに力を貸してください。詳細については、 http://contributing.openoffice.org を参照してください。ご協力をお待ちしています。

インストールに関する注記

OpenOffice.org インストールパッケージのすべての機能を利用するには OpenOffice.org は JAVA の最近のバージョンが必要です。

システム要件

Linux ディストリビューションにはさまざまなものがあり、同じディストリビューションの中でも複数のインストールオプションが用意されていることもあります (KDE か Gnome かなど)。ディストリビューションによっては、独自の「ネイティブ」バージョンの OpenOffice.org が付属していることがあり、このコミュニティー OpenOffice.org とは機能が異なる可能性があります。コミュニティー OpenOffice.org をインストールして「ネイティブ」バージョンと共存させることが可能な場合もありますが、通常はこのコミュニティーバージョンをインストールする前に「ネイティブ」バージョンを削除するほうが安全です。手順については、使用しているディストリビューションのドキュメントを参照してください。

ソフトウェアの削除やインストールの前に必ずシステムをバックアップすることをお勧めします。

システムの一時ディレクトリの空き容量が十分であることと、読み取り、書き込み、および実行の権限が与えられていることを確認してください。インストールを開始する前に、ほかのプログラムをすべて終了させてください。

拡張機能データベース互換性不一致

このバージョンの OpenOffice.org に含まれる Berkeley データベースエンジンは更新されています。データベースエンジンの更新は、3.2 より前のバージョンの OpenOffice.org 用にインストールされた拡張機能のデータとの不一致を招き、解決には OpenOffice.org をダウングレードするなど対応が必要になるかもしれません。

このバージョンの OpenOffice.org は、拡張機能がインストールまたは削除されるときに、既存の拡張機能データベースを新しい Berkeley データベース形式に変換します。そのデータベースは以後、OpenOffice.org の古いバージョンでは読めなくなります。古いバージョンへのダウングレードは結果的に機能不良インストールとなるかもしれません。

古いバージョンの OpenOffice.org にダウングレードする場合は、ユーザーデータディレクトリ {user data}/uno_packages (例: ~/.openoffice.org/3/user/uno_packages) を削除して、 すべての拡張機能を再インストールしなければなりません。

プログラム起動時の問題

OpenOffice.org の起動時に問題が発生した場合は (特に Gnome を使用しているとき)、OpenOffice.org の起動に使用しているシェルの中で SESSION_MANAGER 環境変数を削除(unset) してください。この環境変数を削除するには、"[Office のフォルダ]/program" ディレクトリにある soffice シェルスクリプトの先頭に「unset SESSION_MANAGER」という行を追加します。

OpenOffice.org 起動時の問題 (たとえばアプリケーションがハングする) や、画面表示の問題の多くは、グラフィックスカードドライバが原因です。このような問題が発生した場合は、グラフィックスカードドライバを更新するか、OS 付属のグラフィックスドライバを使用してみてください。3D オブジェクト表示の問題は、「ツール」→「オプション」→「OpenOffice.org」→「表示」→「3D 表示」の下にある「OpenGL の使用」オプションをオフにすると解決されることがあります。

ショートカットキー

OpenOffice.org で使用できるショートカット (キーの組み合わせ) は、オペレーティングシステムで使用されていないものだけです。OpenOffice.org のショートカットキーが OpenOffice.org ヘルプの記述どおりに動作しない場合は、そのショートカットキーがすでにオペレーティングシステムで使用されているかどうかを確認してください。このような競合を解決するには、オペレーティングシステムによって割り当てられているキーを変更してください。または、OpenOffice.org 側でキーの割り当てを変更します (ほとんどのキー割り当ては変更が可能です)。詳細については、OpenOffice.org のヘルプまたはオペレーティングシステムのヘルプを参照してください。

ファイルのロック

OpenOffice.org のファイルロックはデフォルトで有効になっています。ネットワークファイルシステムプロトコル(NFS) を使用するネットワークでは、 NFS クライアント用のロックデーモンが起動していなければなりません。ファイルロックを無効化するには、 soffice スクリプトの「export SAL_ENABLE_FILE_LOCKING」を「# export SAL_ENABLE_FILE_LOCKING」に変更してください。ファイルロックを無効にした場合は、ドキュメントの書き込みアクセスはドキュメントを最初に開いたユーザーのみに制限されません。

警告: Solaris 2.5.1 または 2.7 を Linux NFS 2.0 と組み合わせて使用している場合は、ファイルロック機能を有効にすると問題が発生することがあります。これに該当するシステム環境では、ファイルロック機能は使用しないことを強くお勧めします。ファイルロック機能が使用されている場合は、NFS でマウントされたディレクトリにあるファイルを Linux コンピュータから開こうとすると、OpenOffice.org がハングアップします。

重要な利用を手助けするためのノート

OpenOffice.org アクセシビリティー機能については、 http://www.openoffice.org/access/ を参照してください。

ユーザーサポート

サポートメインページ http://support.openoffice.org/ には、 OpenOffice.org のユーザーを支援するさまざまなコンテンツが掲載されています。質問があるときは、すでにコミュニティーフォーラムに回答が寄せられているかどうかを調べてください(http://user.services.openoffice.org)。 または、メーリングリスト users@openoffice.org のアーカイブを検索してください(http://www.openoffice.org/mail_list.html)。あるいは、質問を users@openoffice.org に送信してください。このメーリングリストを購読する(回答をメールで受け取る) 方法については、 http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Website/Content/help/mailinglists を参照してください。

また、 http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Documentation/FAQ にある FAQ セクションもチェックしてください。

バグと問題の報告

OpenOffice.org の Web サイトには、バグと問題の報告、追跡、および解決のための IssueZilla と呼ばれるメカニズムがあります。ソフトウェアを実際に使っているときに発生した問題をぜひ報告してください。問題の積極的な報告は、ソフトウェアスイートの継続的な開発と品質向上のためにユーザーコミュニティーができる最も重要なことの一つです。

コミュニティーへの参加

OpenOffice.org コミュニティーでは、この重要なオープンソースプロジェクトの発展への積極的な参加をお待ちしています。

ユーザーの皆様はすでに、このスイートの開発プロセスにおける重要な一部分となっています。より積極的な活動と、コミュニティーへの長期的な協力を歓迎します。 http://incubator.apache.org/openofficeorg/get-involved.html のユーザーページをご覧ください。

始め方

はじめに、メーリングリストを購読することをお勧めします。しばらくは発言せずに議論の様子を眺めてください。メールのアーカイブには、OpenOffice.org のソースコードがリリースされた 2000 年 10 月以降のトピックが保存されています。過去のトピックを読んで雰囲気をつかんだら、後は参加したいメーリングリストに自己紹介の E-mail を送信するだけです。オープンソースプロジェクトの経験がある方は、OpenOffice To-Do リストに自分が協力できるものがあるかどうかを探してください。このリストは、 http://development.openoffice.org/todo.html にあります。

購読

http://incubator.apache.org/openofficeorg/mailing-lists.html にあなたが購読できるプロジェクトのメーリングリストがいくつかあります。

プロジェクトへ参加

ソフトウェアの設計やコーディングの経験が少なくても、この重要なオープンソースプロジェクトに貢献する方法はあります。

http://incubator.apache.org/openofficeorg/get-involved.html では、ローカライズ、品質保証、ユーザーサポートからコア部分のコーディングに至るまで、さまざまなプロジェクトが活動しています。開発以外にも、ドキュメント作成やマーケティングのプロジェクトがあります。OpenOffice.org マーケティングプロジェクトでは、広告宣伝の従来の手法と新しい手法の両方を取り入れて、オープンソースソフトウェアのマーケティングに努めています。この活動は言語や文化の壁を越えて進行しているため、このオフィススイートの良さを周りの人たちに伝えていただくだけでもかまいません。

ぜひ、マーケッティングメーリングリスト ooo-marketing@incubator.apache.org に参加、またはマーケティングコミュニケーション&インフォメーションネットワーク http://marketing.openoffice.org をご覧ください。ここでは、お住まいの国・地域の出版社、メディア、政府諸機関、コンサルタント、学校、Linux ユーザーグループ、および開発者に対する問い合わせ窓口になっていただける方をお待ちしています。

新しい OpenOffice.org 3.4.1 をどうぞお楽しみください。そして、オンラインコミュニティーに参加していただけることを願っています。

OpenOffice.org コミュニティー

使用された / 修正されたソースコード

For detailed information about used and or modified source code see the NOTICE file whihc is part of the installation.